今年も一年が過ぎようとしています。
あっという間だったような、物凄い長い一年だったような、色んな意味で疲れた年だったようにも感じるのは私だけなのでしょうか?
昨年一年は事故の影響で離職・通院の毎日でしたが、今年は(個人的な部分では)仕事一色だったように感じます。
幸いLIVE-GYMには複数回参加が決まり、宮城公演では無事に被災した旧友たちとも再会を果たすことが出来ました。
と、同時に被災地の現状を目の当たりにし、衝撃を受けたのもまた事実。
あれだけの映像をテレビで毎日のように見ていたはずなのに、やはりどこか他の国の出来事のような感覚だったと言うのが素直な感想でした。
空港から降り立って目にしたものは、津波で被害に遭った道路や店舗、その横にはガレキの山。
歪んだ道路に地震の影響で崩れ落ちた瓦、ブルーシートの掛かったままの民家。
その光景を自分の目で見た時は本当に声も出ませんでした。
LIVE-GYM後に開催した飲み会では被災した人たちの体験談を聞き、震え上がったり勉強になったり、そんな出来事さえも笑い飛ばしたり、貴重なお話を聞くことができました。
逆に「よくこんな時に来る気になってくれた」と感謝される始末。
震災直後は何かできることを模索して、何も出来ない現実に打ちひしがれて落胆。
何かできることと言えば、僅かな額の募金のみ。
そんなジレンマに襲われ、少しでも思いを形にしたくてYou Tubeに歌をアップ。
そして、その後もトレーニングを重ね、いくつもの歌を公開するようになりました。
アルバムC'mon発売後は「ひとしずくのアナタ」「ザ・マイスター」「Homebound」なども公開させてもらいコメントも沢山頂きました。
日に日に歌に対しての思いを強くし、忙しい仕事の合間を縫って歌を歌うことが多くなりました。
何年経っても稲葉さんの足元にも及ばない歌声ですが、誰かの心に響くようになるんじゃないかと思い、日々精進しています。
震災が無ければ、悲しむ人はいなかったと思います。
でも起きてしまった以上、その現実を受け止め前に進むほかありません。
原発事故で苦しんでいる人もまだまだ沢山います。
怯えて暮らす人も、故郷を離れ暮らす人も…。
悲しいことを思っていても、悲しくなるだけ。
少しでも楽しいことを思いながら、みんなで前に進んでいきましょう。
今年もあと一日で終わります、そして新しい年の始まりです。
稲葉さんも私も年男。
今年は最高だったと言える年になるようにしていきたいと思います。
今年一年関わってくれた全ての人たちに感謝。
B'z、サポートメンバー及びB'zのライブスタッフ及び関係者に感謝。
再会を果たした仲間たちに感謝。
悲しいけれど別れてしまった人たちにも感謝。
Thanks!!
また会える日まで、お元気で。
寒い日が続きますが、風邪引かないように。
次も笑顔で再会しましょう。
良いお年を。